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東京都現代美術館にてサエボーグと津田道子の「身体性」や「ケア」について問いかける展覧会が開催中

東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は、2018 年より中堅アーティストを対象に、受賞から複数年にわたる継続的支援によって更なる飛躍を促すことを目的とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award (TCAA)」を実施しています。7 月 7 日(日)まで、第 4 回 TCAA 受賞者のサエボーグと津田道子による受賞記念展を、東京都現代美術館で開催中です。


サエボーグ

本展について

「I WAS MADE FOR LOVING YOU」と「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」というタイトルをそれぞれに冠し、サエボーグと津田道子の個展として開催。


■ サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」

主に劇場で行ってきたラテックスのボディスーツによるパフォーマンスを、展覧会として見せることを試みた展覧会。 本展では、作品の軸となってきた人間と動物の関係性というテーマを土台にしながら、従来のサエボーグワールドとも言える玩具の牧場のような空間と、「ケア」の視点から新たに構想された儀式的な空間によって作品を構成しています。鑑賞者は本展のために制作された、弱った愛玩動物としての「サエドッグ」と、自身の関係性を見出すことにより、鑑賞者自身の「弱さ」や「力」に触れることとなります。会期中行われるパフォーマンスは鑑賞者との交流を経て変化し続けます。


サエボーグ

サエボーグ《I WAS MADE FOR LOVING YOU》 2023-2024、インスタレーション

撮影:髙橋健治 画像提供:トーキョーアーツアンドスペース


■ 津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」

自身の幼少期に、ビデオカメラが家に来て最初に撮影された家族の出来事から着想した新作《カメラさん、こんにち は》(2024)では、12 人の俳優によるホームビデオの再演によって、何気ない風景から見えてくる家族の役割や社会的位置づけに対する思い込みを露わにすると同時に、ごく個人的なビデオに映る特定の人物が、誰のこととしても受け取れるように開かれています。家の中でのさまざまな所作を振付化した《生活の条件》(2024)、その場で起きる出来事を時間差で見せる《振り返る》(2022/2024) などとともに、鑑賞者も含めカメラの視点を通して見え隠れする人々のしぐさから、自身のふるまいや固定化された立ち位置を客観視させるような作品構成になっています。


サエボーグ

津田道子《カメラさん、こんにちは シングル・チャンネル・バージョン》2024、映像、4 分

撮影:髙橋健治 画像提供:トーキョーアーツアンドスペース

 

サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」/ 津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」

会期: 2024年3月30日(土)~7月7日(日)


会場: 東京都現代美術館 企画展示室 3F

(東京都江東区三好 4-1-1)


開館時間: 10:00-18:00


休館日: 月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日


入場料: 無料


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