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アンドリウス・アルチュニアン「Obol」Andrius Arutiunian

  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

銀座メゾンエルメス ル・フォーラム Le Forum, Hermès Maison Ginza


Andrius Arutiunian | SyntheticExercises | 2023 Courtesy of the artist | Photo by Jonas Balsevicius
Andrius Arutiunian | SyntheticExercises | 2023 Courtesy of the artist | Photo by Jonas Balsevicius

アルチュニアンは、第59回ヴェニス・ビエンナーレ(2022年)アルメニア館代表をはじめ、第14回上海ビエンナーレ、第15回光州ビエンナーレ、第17回リヨン・ビエンナーレなど、国際的な舞台で精力的に活動を続けています。


本展においてアルチュニアンは、冥界の未来的ヴィジョンを想像します。彼はこれまで、時間を粘性をもつ催眠的な力として扱い、音楽を「歪んだ時間の建築」と捉えてきました。ヴァナキュラーな実践、思弁的な儀礼、政治的同調と音の調和のあいだにあるパラレルな関係を探求し続けています。


秘教的文献、神話の断片、トランス、消失の象徴が「地下レイヴの美学」を通して立ち現れる本展は、「冥界者のためのクラブ」として構想されています。あらゆる文明が儀式、神話、図像を通して今世と来世の双方を統御してきた歴史を踏まえながら、時間・未来・神話をめぐる問いを投げかけます。


展示は一連の新作によって構成されます。制作には、かつて聖性を付与されながら、現代では世俗的用途へと転用されている物質「瀝青」を用います。漆黒で高い粘性をもつ石油由来のこの物質を起点に、冥界の渡し守カロンの神話や、古代宗教に語り継がれる神格へのオマージュが展開されます。


重層的な音像は展示空間を横断しながら全体を結び合わせ、遊戯性と厳粛さを併せ持ちながら、冥界に冷ややかなアンセムを響かせます。儀礼的触媒として配置されたカロンへの渡し賃の銀貨オボルや蛇、生成的な神話的図像は、未来の冥界における儀式を想起させます。


思弁的かつ瞑想的な本展を通して、私たちはアルチュニアンが構想する未来の冥界のための儀式に触れ、その儚い境界の旅へと足を踏み入れることになります。


Andrius Arutiunian|Below (For the Ones That Murmur)|2024|Courtesy of thea rtist Photo by Dat Bolwerck, Zutphen


展覧会情報


会期

2026年2月20日(金)~ 2026年5月31日(日)

会場:銀座メゾンエルメス ル・フォーラム 8・9階(東京都中央区銀座5-4-1)

開館時間:11:00–19:00(入場は18:30まで)

休館日:水曜日

入場料:無料

主催:エルメス財団

協力:東京日仏会館


※開館日および開館時間の最新情報は公式ホームページをご確認ください。


関連企画

ギャラリー・ツアー

ゲスト・キュレーター岩田智哉氏による

解説2月27日(金)、3月6日(金)17:00~(約40分)


ガイド・ツアー

会場スタッフによるガイドツアー

3月20日以降の毎週金曜日、3月29日(日)、4月29日(水・祝)、5月9日(日)ほか17:00~(約40分)


※アルチュニアンによるイベントも予定。

詳細は決定次第、ホームページにてご案内いたします。


関連展覧会

Deep in the Sway

アンドリウス・アルチュニアン、アヌラック・タンニャパリット、AFSAR(Asian Feminist Studio for Art and Research)、プラジャクタ・ポトニス

会期:2026年2月21日(金)~5月10日(日)

会場:The 5th Floor

キュレーター:岩田智哉詳細:https://the5thfloor.org/



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