金色の夢へ没入する――『クリムト・アライブ』、東京で世界初開催!
- Gen de Art
- 7月20日
- 読了時間: 2分
世紀末ウィーンの美と官能を、五感で体験する新たなアート体験が始動
2025年7月18日(金)、ウィーン分離派を代表する画家グスタフ・クリムト(1862–1918)の芸術世界を視覚・聴覚・嗅覚で“体感”できる没入型展覧会『クリムト・アライブ』が、東京・日本橋三井ホールにて世界初演として開幕する。

この展覧会は、オーストラリア発の映像アート集団「グラン・エクスペリエンス(Grande Experiences)」が手がける人気シリーズ「アライブ」の最新作であり、アジア初公開かつ東京での世界初演となる。高さ約7m、総面積約1,000㎡の会場全体が360度の映像空間に変貌し、代表作『接吻』や『ユディトⅠ』などが黄金の光とともに迫りくる体験は、従来の美術鑑賞とは一線を画す。
音楽と香り、そして映像が織りなす“官能の宇宙”
『クリムト・アライブ』では、約3,000枚以上に及ぶ高解像度デジタル画像をAIと先端映像技術により再構成し、壁面や床に投影。クラシック音楽と連動する映像演出により、来場者はクリムトの作品世界へ没入することができる。
さらに、会場内には香りの演出も導入され、官能的なウィーンの空気感を嗅覚でも再現。視覚・聴覚・嗅覚のすべてを刺激する構成は、「観る」から「感じる」へと芸術体験の在り方を転換させる試みだ。また全エリアで写真・動画撮影が自由に認められており、訪れた人々はそれぞれの感性で“私だけのクリムト”を記録し、発信することが可能。SNS時代におけるアートの新たな楽しみ方を体現する場にもなっている。
なぜ、今クリムトなのか?
クリムトが活躍した19世紀末ウィーンは、帝国の終焉を目前にした文化的多様性と揺らぎの時代だった。装飾とエロス、官能と象徴が共存する彼の作品は、人間存在の根源的な問いに迫るものであり、現代社会が抱える混迷にも鋭く共鳴する。
@Grand Experiences
展覧会情報
• 展覧会名| 没入型展覧会『クリムト・アライブ』
• 会期| 2025年7月18日(金)〜10月5日(日)
• 会場| 日本橋三井ホール(東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 4階)
• チケット| 一般 2,800円/学生 1,800円/小学生 1,300円(日時指定制)
• 主催| 日本テレビ/サンライズプロモーション東京/グラン・エクスペリエンス
• 公式サイト| https://klimtalive.jp