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韓国美術館OAR Contemporary Art Museum開館展にて江上越の個展「大地の響き」を開催

2025年4月8日、韓国・慶州に新しい美術館OAR Contemporary Art Museumがオープンされます。韓国慶州市は今年APECの開催都市になるなどユネスコ世界遺産があるなど新羅王国時代の古都として近年注目されている都市です。美術館のキム・ムノ館長は長年美術コレクションを続けており、深い情熱とともに慶州に美術館を建設しました。この度4月8日~9月21日まで、美術館の開館記念展として世界的に活躍している日本作家江上越の個展「江上越: 大地の響き」を開催いたします。

OAR Contemporary Art Museum 開館展「江上越: 大地の響き」
OAR Contemporary Art Museum 開館展「江上越: 大地の響き」

また展覧会は江上越の作品をコレクションする美術館、ドイツカールスルーエ州立美術館館長ステファノ・パトリーノ氏 (Stefanie Patruno )が学術支持を担います。


江上越は⽇本戦後現代美術第三世代の代表的なアーティストとして、⾃⾝が持つ海外での実体験を元に、ズレや誤視、誤聴などのミスコミュニケーションを可視化することによりコミュニケ―ションの本質を探り、作品制作しています。

2021年に「Forbes Asia 30 UNDER 30」を受賞したほか、PRESTIGE香港の「Artist to Watch 2024」、ドイツアートカールスルーエの「The best artist prize」受賞、作品がカールスルーエ公立美術館に買い上げ永久収蔵されるなど、数々の賞を受賞しています。

また、2024年には六本木ミュージアムにて開催の「ミスディオール展覧会」にて作品を展示、DIORに作品が収蔵されました。

 

本美術館での開館展に向けて制作された新作は、ミスコミュニケーションから人と人のつながり、身体性、ダンス、音楽とテーマと展開し、作家の真骨頂に出会うことができるでしょう。

江上は「線は隔てるものでもあり、つなぐものでもある。東洋絵画の真髄は線である。ミスコミュニケーション、生命線がリズムや呼吸、身体性を帯びた時に、音楽が聞こえてきた。それが大地の響きになっていくのです。」といいます。

 

展覧会では江上越が感じた書と音楽の関係性を体現できるような6m近くの大作が3点展示されるなどダイナミックな展示をはじめ、国際的な歌手たちのポートレート作品まで、江上の世界観に没入できる、色彩豊かな作品を多数ご紹介いたします。

 

今回の個展図録には本展に向けて、パリ・セルヌスキ美術館学芸員マエル・べレック氏(Mael Bellec)、埼玉県立近代美術館館長建畠晢氏の文章も掲載されます。

 

 

OAR Contemporary Art Museum <ETSU EGAMI: Echoes of the Earth>


本開館展示を企画した学芸チームとキム・ムノ館長は、「本展は美術館の開館にあたり、観覧客に当館が目指すアイデンティティの方向性を提示し、所蔵作品を中心に展示構成をすることで、特別な体験を提供したいと考えました」と語りました。

 

また個展会期中には同時平行展として美術館にて「OARコレクション(OAR Collection)」展、ムン・ギョンウォン&チョン・ジュノによる展示も開催されております。

 

オアール美術館は、慶州市のノソドン古墳公園敷地内に地上2階、地下1階、延べ床面積1594.06㎡の規模で建設され、建築家ユ・ヒョンジュン氏が設計を手がけました。慶州においてグローバルな現代美術に出会える新たなアートランドマークとして、地域の文化芸術の発展と慶州の観光産業に新たな活力をもたらすことが期待されています。


江上越 Etsu Egami
江上越 Etsu Egami

FORBES ASIA世界を変える30歳以下の30人に最年少アーティストとして受賞。

2020年VOCA展に出展、2021年文化庁より新進芸術家としてニューヨークに派遣。

2023年BEST ARTIST PRIZE受賞。「アジア太平洋U30優秀若手リーダー2024」に羽生結弦、大坂なおみとともに選出、DIORに作品が収蔵される。

今年ドイツのArt Karlsruheにて最優秀賞を受賞、作品がカールスルーエ州立美術館に買上げ、収蔵される。現在サンフランシスコアジア美術館に作品が展示されている。

 

【江上越作品主要コレクション】

DIOR (フランス)、カールスルーエ州立美術館(カールスルーエ)、He Art Museum(広東)、ウッドワン美術館(広島)、IRIS ART MUSEUM(蘇州)、ガラージアートミュージアム(モスクワ)、HUAWEI (深圳) ほか。

【個展概要】

 

個展名称 「江上越個展:大地の響き」

学術支持   Stefanie Patruno (ドイツ•カールスルーエ州立美術館館長)

展示期間  2025年4月8日(火)~9月21日(日) 

開館時間  11:00-17:00  

休館日   月曜・祝日

展示場所  OAR Contemporary Art Museum

      19-1, 6 Noseo-dong, Gyeongju-si, Gyeongsangbuk-do, South Korea

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