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第18回アジア・フィルム・アワード:日本勢が躍進、吉田大八監督と栗原颯人が受賞

3月16日(日)、香港の戯曲センター(Xiqu Centre)Grand Theatreにて「第18回アジア・フィルム・アワード(AFA)」の授賞式が開催され、日本からは吉田大八監督と栗原颯人氏、役所広司氏、そして Koki 氏の総勢4名が栄えある賞を受賞しました。


特別功労賞を受賞した役所広司氏

特別功労賞を受賞した役所広司氏 

©Asian Film Awards Academy


日本人監督、3年連続で最優秀監督賞を獲得

東京国際映画祭(TIFF)で監督賞含む3冠に輝いた『敵』の吉田大八監督が最優秀監督賞を受賞し、日本人監督として3年連続の快挙を達成しました。授賞式には長塚京三さん(主演男優賞ノミネート)や瀧内公美さん(助演女優賞ノミネート)も参加し、喜びを分かち合いました。


『敵』は筒井康隆氏の原作を映画化した作品で、吉田監督は「この映画は、僕が若い時から愛読していた筒井康隆先生の小説を映画化するという幸運にまず恵まれて、それを信頼できるスタッフたち、素晴らしい俳優たちと一緒に創り上げるという監督としては最高に恵まれた体験でした」と喜びを語りました。



左:吉田大八監督(最優秀監督賞 『敵』)、右:栗原颯人さん(最優秀新人俳優賞 『HAPPYEND』)

©Asian Film Awards Academy


栗原颯人さん、日本人初の最優秀新人俳優賞

『HAPPYEND』の栗原颯人さんは最優秀新人俳優賞を受賞し、日本人として初めてこの賞に輝きました。栗原さんは「すべてのキャストの皆さん、すべてのスタッフの皆さんに感謝と愛を伝えたいです」と感激のコメントを残しています。


役所広司さんに特別功労賞、Kōki,さんもRising Star Awardを受賞

すでに発表されていた通り、俳優の役所広司さんはアジア映画界に多大な貢献をした映画人に贈られる「特別功労賞(Lifetime Achievement Award)」を受賞。役所さんは「残された俳優人生の中で、少しでもアジアの映画界に貢献できるように頑張ります」と決意を新たにしました。


また、Kōki,さんは将来を期待される若手俳優に贈られる「Rising Star Award」を受賞し、「この賞は、私に大きな勇気と決意を与えてくれました」と感謝の意を表しました。


「Rising Star Award」を受賞した Kōki 氏  ©Asian Film Awards Academy

「Rising Star Award」を受賞した Kōki 氏

©Asian Film Awards Academy


華やかな授賞式

授賞式では、香港の俳優・監督サモ・ハン氏が審査委員長を務め、岡田将生さん、河合優実さん、ディーン・フジオカさん、池松壮亮さんらがプレゼンターとして登壇。韓国の俳優チャン・ドンゴンさんと中国の俳優タン・ウェイさんも「Excellence in Asian Cinema Award」を受賞するなど、アジア全域から映画人が集まり、華やかな祝典となりました。


ディーン・フジオカさんは「香港は私の映画製作への情熱に火をつけてくれた街です。再びこの愛すべき街に戻り、国や地域を越えて映画人が集う素晴らしいイベントに参加できることを心から感謝しています」と述べました。

 

アジア・フィルム・アワード

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