top of page

日本画家・斉藤和がMiliの新作アルバムジャケットを担当 幻想的な「マグノリア」の世界を表現

日本画の第一線で活躍する斉藤和氏が、ポストクラシカルバンドMiliの新作アルバム「ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist Original Soundtrack」のジャケットアートを手掛けることが発表されました。


斉藤和《マグノリア》2025

斉藤和《マグノリア》2025


斉藤氏は暗闇に浮かぶ一輪のマグノリア(モクレン)を描き、ゲームの世界観である「終末後の世界に咲く希望」を繊細な筆致で表現。日本画特有の墨の濃淡と、星屑のように散りばめられた光の粒子が幻想的な雰囲気を醸し出しています。


このアルバムは、探索型2DアクションRPG「ENDER MAGNOLIA」のために書き下ろされた楽曲を収録したサウンドトラック。ゲームの舞台となる魔法と機械文明が発展した廃墟の世界観を、Mili独特のサウンドで彩ります。


斉藤氏は京都市立芸術大学日本画専攻出身で、伏見稲荷大社や各寺院の障壁画制作など、伝統的な日本美術の分野で数々の実績を持つアーティスト。その繊細な画風と現代的な感性が、Miliの音楽世界と見事に調和した作品となっています。


斉藤 和(さいとう かず)

1960年京都府久美浜町生まれ。日本画家。1987年に京都市立芸術大学日本画専攻を卒業後、伊丹大賞展佳作賞をはじめ、数々の受賞歴を重ねる。伏見稲荷大社本宮祭の行灯献画や、大覚寺派医王山薬王寺の障壁画制作など、寺社仏閣での作品制作も手がける。全国の有名百貨店での個展開催や、NHK時代劇の浮世絵制作など、幅広い分野で活躍。京都を拠点に伝統的な日本画の技法を守りながら、現代的な感性を融合させた作品を生み出している。作品は京都府や各寺社仏閣に収蔵されている。


Mili

2012年結成のポストクラシカルを軸にシネマティックな楽曲を紡ぐ音楽制作集団。Cassie Wei(Vo)、Yamato Kasai(G)、Yukihito(B)、Shoto Yoshida(Dr)、Ao Fujimori(イラスト、アニメ)の5人で構成される。英語、日本語、中国語を使い分けるCassie Weiの澄んだ歌声と奥深いメッセージを投影するサウンドプロダクションが特徴。『Miracle Milk』(2016)や『Millennium Mother』(2018)のアルバムに加え、「DEEMO」「Cytus」などのゲーム音楽、「ゴブリンスレイヤー」などのアニメ主題歌を手掛け、国内外で高い評価を得ている。

Join Our Newsletter

Subscribe to get email updates and access to exclusive subscriber content. 

Thanks for submitting!

Gen de Art の購読はこちら

bottom of page