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写真家マイケル・ケンナが紡ぐ日本への恋物語「JAPAN / A Love Story 100 Photographs by Michael Kenna」

日本経済新聞社とフィナンシャル・タイムズは 2015 年、パートナーシップを結んで以来、様々な分野で協力してきました。この たび、両社による写真展「JAPAN / A Love Story 100 Photographs by Michael Kenna」を4月 17 日(水)~5月5 日(日)まで、代官山ヒルサイドフォーラムにて開催します。なお、本展は 2024 年に東京を皮切りに、ロサンゼルス、ロンドンの 3 カ国で順次開催予定です。


Michael Kenna

Michael Kenna ©Tsuyoshi Kato


世界中で 50 年以上にわたり写真を撮り続け、風景写真家として世界的に知られるマイケル・ケンナ。その作品は、ロンド ンのビクトリア&アルバート博物館、フランス 国立図書館、サンフランシスコ近代美術館、東京都写真美術館など、100 以 上の美術館に所蔵され、世界で最も作品がコレクションされている写真家のひとりです。なかでも 1987 年以来の日本に対する徹底した探求のイメージの表現は、おそらく彼の最も著名で優れた作品として光彩を放っています。


本展は、マイケル・ケンナが初来日した 1987 年から未公開・新作を含め、約 100 点で構成し紹介するものです。オリジナルのゼラチン・シルバー・プリントはケンナ氏自らがプリントしています。北海道、京都、奈良、鎌倉、四国など、全国各地の日本の風景を撮影した本展は、ケンナ氏の日本への Lovestory です。


本展は、ロサンゼルスのピーター・フェッターマン・ギャラリーの企画による特別な展覧会です。展覧会カタログはアートディレクターの田口英之氏がデザインし、アート写真で知られるナツラエリ・プレスが出版、さらにフランスの映像作家リシャール・ボネ氏による、ケンナ氏の日本での活動を捉えたユニークな映像も上映されます。

デジタルカメラを使わず、モノクロフィルムによって切り取られる構図は独特の緊張感をたたえ、ケンナ氏自らの手によるプリントテクニックが生み出す、静謐で神秘的な世界観は、写真ファンだけでなく、プロの写真家をも魅了しています。


Michael Kenna

Hyomon, Study 1, Kussharo Lake, Hokkaido 2020 ©Michael Kenna


Michael Kenna

Winter Seascape, Wakkanai, Hokkaido 2004 ©Michael Kenna


「JAPAN – A Love Story」。ついに夢がかなったと感慨深い。この写真展、それに付随する写真集は、日本へ の僕の個人的な敬意、魅惑的で神秘的な日本という国への計り知れない、尽きることのない賞賛と深い感謝を表 現したものだと思っている。日本には贈り物をやりとりするという豊かな伝統がありますね。僕はずっと受け取る一方 で、いつも同じだけのものを返していないと感じていた。この写真展がお返ししたいという僕の気持ちの“表れ”と思って もらえたらうれしい。この展覧会にきてくださった方を皆、喜んでお迎えしたいです。そして、こんなすばらしいできごとの 実現に尽力してくれたたくさんの人たちに、「ドウモアリガトウゴザイマス」と叫びたいです。ーマイケル・ケンナ

 

「JAPAN / A Love Story 100 Photographs by Michael Kenna」


会期: 2024 年4月 17 日(水)~5月5日(日)


会場: 代官山ヒルサイドフォーラム

(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町 18 ー 8)


入館時間: 11:00~18:00

(最終日は 17 時閉館。入館は閉館の 30 分前まで)


入場料: 無料


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