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Gen de Art

森美術館、新理事長に森京子氏が就任 ─ 創設者の森佳子氏は名誉理事長へ

「文化都心」六本木ヒルズの顔として知られる森美術館で、重要な人事異動が発表されました。2003年の開館以来、同館を率いてきた森佳子理事長が2024年12月31日付で退任し、2025年1月1日より現理事の森京子氏が新理事長に就任することが決定しました。


撮影:新津保建秀

撮影:新津保建秀


森佳子氏は22年間の在任期間中に64の展覧会の企画を統括し、日本の現代アートシーンを牽引してきました。退任後は名誉理事長として館の運営を支援する予定です。新理事長に就任する森京子氏は、2019年6月から森美術館の理事を務めており、文化芸術分野での豊富な経験を有しています。現在は公益財団法人大林財団の評議員や、公益財団法人東京交響楽団の理事も兼任しており、幅広い文化活動に携わっています。


森美術館は新体制においても、開館時から掲げてきた「現代性」と「国際性」という二つの重要なミッションを継承していく方針です。さらに「アート+ライフ」というコンセプトのもと、日常生活のあらゆる場面で多くの人々がアートを身近に感じられる社会の実現を目指していきます。


六本木ヒルズの開発と共に誕生した森美術館は、現代アートの展示にとどまらず、建築、デザイン、ファッション、テクノロジーなど、幅広い分野の企画展を開催してきました。新しい指導体制のもと、同館がどのような発展を遂げていくのか、アートシーンからの注目が集まっています。

 

森美術館

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