2024年5月10日から12日まで、文化交流の主要プラットフォームである「台北當代(タイペイダンダイ) アート&アイデア」(以下、台北當代)に、世界 19 の国と地域から 78のギャラリーが出展し、フェア会場ではトップクラスのプログラムが展開されます。
本展について
本年のフェアでは、新たな部門 Evoke(エボーク)における強力なギャラリープレゼンテーションの他、 従来の Galleries(ギャラリーズ)、Edge(エッジ)、Engage(エンゲージ)、Node(ノード)部門を通して、台湾の豊かなアートシーンや大型インスタレーション、キュレータートークや、展示・研究フォーラムなど、多彩なプログラムの展開が予定されており、フェアを通して新進気鋭のアーティストや著名作家の才能に触れられる場を提供します。
注目のプロジェクト
新設された Evoke (エボーク)部門では、20世紀中期の近代と現代アートの発展における重要人物である、Liao Chi-chun (Ever Harvest Art Gallery) と Hsiao Chin (3812 Gallery) の個展や、共に自らの文化的遺産や世界的危機に瀕する現行の気候変動に言及するアーティスト、Ozioma Onuzulike と Anne Samat による作品を紹介する2人展 (Marc Straus) などが予定されています。
さらに、台北當代は今回初めて文化省との共催によるキュレーション展を開催します。「Before Thunders: An Exhibition of Taiwanese Artists (Before Thunders: 台湾アーティストによる展覧会)」と題された展示は、アイデア・フォーラム2024に登壇する4人のキュレーター、Zian Chen(ジーアン・チェン)、Martin Germann(マーティン・ゲルマン)、Esther Lu(エスター・リュー)、Wong Binghao (ウォン・ビンハオ)らによって選出された中堅アーティストの作品に焦点を当て展開されます。本プロジェクトでは、台湾の幅広い範囲に渡るアートをより国際的に露出することを目指します。フェアに参加している主要ギャラリーに所属するアーティストだけではなく、外部で活動するアーティストまでをも含み、台湾の活気あふれるアートシーンを通してパブリックとプライベート、その双方の機関を繋ぐというフェアの目的を示すものです。
本年度はまた、フェア会場内に新しいラウンジエリア、Cafe Culture(カフェ・カルチャー)が登場。来場者はここで提示される大型地図を通して、 高雄市立美術館や桃園市立美術館、関渡美術館や、文心藝術基金會(Winsing Arts Foundation)など、台北や台湾全土に広がる様々な美術館や美術機関における展覧会情報の詳細を取得することができます。Cafe Cultureでは、厳選された地元の子供たちによるアート作品も展示され、Little Art によって販売された後、その収益は寄付されます。
台北當代(タイペイダンダイ)
会期:5月12〜14日
会場:南港展覧館(Taipei Nangang Exhibition Center)
住所:No.1, Jingmao 2nd Rd, Nangang District, Taipei City, 台湾 115
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