現代美術のアートフェア「ART OSAKA 2026」多彩な関連プログラムを実施見るだけではない、アートとの出会いへ
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現代美術のアートフェア「ART OSAKA 2026」は、2026年5月29日(金)〜31日(日)にコングレスクエア グラングリーン大阪(うめきた)で開催するGalleriesセクション(のべ52ギャラリー参加)と、5月28日(木)〜6月1日(月)にクリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地/北加賀屋)で開催するExpandedセクション(13組参加)の二拠点で実施します。
Galleriesセクションでは、「Galleries」「Focus」「Wall」「Screening」の4タイプ構成へ再編し、ギャラリーごとの視点や作家の表現がより明確に伝わる場を形成します。一方、Expandedセクションでは、造船所跡地の空間を活かした大型作品やインスタレーションを展開し、作品と空間、鑑賞者の関係性に踏み込んだ体験を提示します。
本年も、展示に加えて多様な関連企画・イベントを実施します。
会場で作品と出会うだけでなく、それぞれの視点から現代アートに触れ、考え、関わるための機会をひらきます。
関西の1990年代アートシーンを見つめ直す企画展「もうひとつの90年代 時代を超える関西の作家たち」では、当時の社会背景とともに、現在へとつながる表現の流れをあらためて捉え直します。ギャラリストの視点と作家自身の言葉を手がかりに、ひとつの時代を立体的に読み解きます。
トークイベント「Art is New Value—アートがひらく新しい価値」では、コレクションや事業を通じてアートに関わってきた遠山正道氏を迎え、作品を「所有すること」や「生活の中に位置付けること」について考えます。アートとの関わりを、自分の生活に引き寄せて考える時間となるはずです。
また、FUKUGAN GALLERY(大阪)との共催企画「ムラタカイワイーアメ村今昔ー」では、大阪・アメリカ村のカルチャーを軸に、アート、音楽、古着などが交差してきた場の変遷と現在を紹介します。展示に加え、出店やパフォーマンス、ライブなどを通して、異なる領域がゆるやかに混ざり合う空間が立ち上がります。さら
に、小中学生を対象としたワークショップ「おしゃべりアート時間 〜現代アート探検隊〜」では、作品を見て感じたことや疑問を言葉にしながら、他者と共有することで鑑賞を深めていきます。知識や正解にとらわれず、それぞれの感覚を起点にアートと向き合う時間をつくります。
イベント① 【企画展】もうひとつの90 年代 時代を超える関西の作家たち
近年、1980年代の日本美術を物語る企画展が国公立美術館で相次ぐ中、その後の1990年代とはどういう時代だったのでしょうか。バブル経済(1986-91)が崩壊し、就職氷河期(1993-2004)がはじまり、1995年に阪神淡路大震災とオウム真理教の地下鉄サリン事件が発生、1997年は大手金融機関が破綻。美術界においては、1992年に横浜で現代美術の大規模な国際アートフェアNICAFが開幕し、1994年に第1回VOCA展、1995年には東京都現代美術館が開館する中、1999年にセゾン美術館が閉館。不穏な時代の幕開けであり、失われた30年のはじまりといえます。
本展では、既存の美術史とは異なるもうひとつの流れとして、ギャラリストの視点から関西ゆかりの作家による1990年代の貴重な作品を紹介いたします。美術家の個展やグループ展のスタートはギャラリーからはじまり、やがて美術館の展覧会が後を追います。その意味で、ギャラリーの企画展は現代美術の最前線といえます。
あわせて今回、出品作家より当時を振り返るテキストを寄稿いただいています。それらは、90年代を単なる過去としてではなく、今日へと連なる思考の起点として再考するための重要な証言となるでしょう。ギャラリストのまなざしから90年代美術を検証し、さらに既存の美術史が見落としてきた質の高い表現を洗い出し再評価することで、日本のニュー・アート・ヒストリーを創造する展覧会になればと考えます。
イベント② トーク|90 年代再考:美術館と画廊の視点
兵庫県立美術館の林洋子館長は、1995年に東京都現代美術館の学芸員として開館記念展「日本の現代美術 1985-1995」の企画に加わりました。その一方で、当時ギャラリストだった加藤義夫氏は1993年にイタリアとドイツを巡回する「90年代の日本-13人のアーティストの提言」展を企画しました。本トークでは、90年代のアートシーンを振り返り、美術館と画廊の視点の違いなどを見つめ、さらに現在のアートについても言及したいと思います。

日 程:5月30日(土)13:00–14:00
会 場:コングレスクエア グラングリーン大阪 ルームL
登壇者:林洋子(兵庫県立美術館 館長)、加藤義夫(弊社理事/加藤義夫芸術計画室)
*本フェア入場チケットの購入が必要です。
イベント③ トーク|Art is New Value̶アートがひらく新しい価値
アート作品を所有することは、単なる消費行為ではなく、アーティストの創作活動を支え、同時代の文化を次世代へと手渡していく行為でもあります。またコレクションは、経済的な価値にとどまらず、教育的な視点や思考の広がり、さらには価値観の継承といった長期的な視点においても大きな意味を持つものです。
本トークでは、スマイルズの創業者であり、現在はArtSticker等を運営するThe Chain Museum 代表取締役の遠山正道氏をお迎えし、ご自身のコレクションに対する考え方や実践を軸に、現代美術と社会、そして「生活の中にアートを位置付けること」についてお話を伺います。
また、これまで遠山氏が手がけてこられた多様な事業についてもご紹介いただき、コレクションや支援のあり方が、いかにして新しい文化的循環を生み出しているのかをお聞きします。
本トークイベントを通じて、アートを所有すること、支えること、生活・社会の中で位置づけることの意味を改めて問い直し、これからの現代アートの「新しい価値」について考える機会とします。

日時:5月30日(土) 15:00–16:00
会場:コングレスクエア グラングリーン大阪 ルームL
ゲスト:遠山正道(株式会社 The Chain Museum 代表/株式会社スマイルズ 代表)
聞き手:松尾良一(APCA理事/TEZUKAYAMA GALLERY 代表)
定員:50名程度 *事前予約優先制
*本フェア入場チケットの購入が必要です。
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開催概要
ART OSAKA 2026 Galleriesセクション *ブース形式のセクション
会 場:コングレスクエア グラングリーン大阪
住所:大阪市北区大深町5-54 グラングリーン大阪 南館4階
会 期:2026年5月29日(金)~5月31日(日)
VIPプレビュー 29日(金) 13:00–15:00 ※VIP招待の方のみ
プレビュー 29日(金) 15:00–19:00 ※VIP、招待者、プレス関係者のみ
一般公開 30日(土) 11:00–19:00 / 31日(日) 11:00–17:00
■チケット情報
チケット:https://www.e-tix.jp/artosaka2026/【 4/15 早割チケット販売終了間近!】
ART OSAKA チケット 3,000円 (オンライン決済) 当日現地払い:3,500円
早割チケット 2,500円 / ペアチケット 4,500円(販売期間:-4月15日)
各セクション券もご用意いたします。
*2セクション間では金〜日、無料シャトルバスが運行予定です
2026 年4 月7 日


