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現代美術家・松山智一の東京初大規模個展「FIRST LAST」が麻布台ヒルズで開催

ニューヨークを拠点に四半世紀にわたり活動し、国際的な評価を高めてきた現代美術家・松山智一氏の東京初となる大規模個展「松山智一展 FIRST LAST supported by UNIMAT GROUP」が、2025年3月8日から麻布台ヒルズ ギャラリーにて開催されます。


「FIRST LAST」展覧会図録

「FIRST LAST」展覧会図録


世界が注目する日本人アーティストの集大成

本展では、松山氏の日本初公開となる大規模作品15点を含む約40点の作品が展示されます。鮮やかな色彩と壮大なスケールの絵画を通して、松山氏独自の視点から捉えたグローバル社会のリアリティを体感できる貴重な機会となります。さらに、展覧会タイトルにもなる、新シリーズ「First Last」を発表します。松山氏の特異なアイデンティティを通して捉えたグローバルな現代社会のリアリティを、迫力ある色彩と壮大なスケールの絵画で体感いただける展覧会です。


注目のコラボレーション企画「Tribute + Collaboration」

展覧会のサテライト企画として、麻布台ヒルズ ギャラリー スペースでは「Tribute + Collaboration」と題した特別企画も同時開催されます。この企画では、松山氏が日本国内の様々なクリエイターと協業した作品を展示・販売します。


第一弾コラボレーションとして発表されるのは、「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」とのスペシャルプロジェクト。松山智一氏と「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」のデザイナー宮前義之氏率いるエンジニアリングチームによる共同研究的作品として、特別なTシャツとコートが登場します。


© ISSEY MIYAKE INC.

Photography: Zenharu Tanakamaru


アートとファッションの融合

このコラボレーションでは、三宅一生氏が提唱した「一枚の布」のコンセプトに松山氏の多面的なイメージの描写が融合した立体作品が誕生しました。


特に注目すべきは、33枚限定のTシャツコレクション。これは松山氏の「Cluster 2020」シリーズをベースにしたもので、33枚のキャンバスからなる連作をもとに、それぞれ異なる一点がTシャツにプリントされています。そのため、すべてが唯一無二の特別なデザインとなっています。


また、全3作品・各3点限定のコートは、松山氏の作品を「一枚の布」へと再構築したアートピースです。京都の工房で鮮やかにプリントされた生地には、特殊な技法による三角形のパターンが施され、身体の動きに応じて表情が変化する独自のテクスチャーが特徴です。


《Cluster 2020》 2020 60 x 60 cm (33panels)  Acrylic and mixed media on canvas

《Cluster 2020》 2020 60 x 60 cm (33panels)  Acrylic and mixed media on canvas


象徴的な「Cluster 2020」シリーズ

「Cluster 2020」は、新型コロナウイルスのパンデミックによって世界の大都市がロックダウンに見舞われた時期に完成した作品です。ニューヨークでのロックダウン中、松山氏はスタジオメンバー一人一人の自宅にキャンバスと画材を届け、オンラインで毎日報告を重ねながら制作されました。


クラスター(密集)と名付けられたこの抽象画は、リモートワークという新しい制作様式の中で生まれた象徴的な作品として、日本の「千羽鶴」の精神が顕在化した作品となっています。

 

松山智一展 FIRST LAST supported by UNIMAT GROUP


会期:2025年3月8日(土)~5月11日(日) 会期中無休


会場:麻布台ヒルズ ギャラリー(麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A MB階)


開館時間:月・火・水・木・日 10:00~18:00(最終入館 17:30)

      金・土・祝前日 10:00~19:00(最終入館 18:30)



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